【今更聞けない】Amazon×Google×ヤマト運輸を指一本で繋ぐ「Google Now」の妙技

年末にこんなことになりました。
幸いにして割れたのはZ3Cの液晶ガラスではなく、その上に貼ったガラスフィルムです。

さっそくAmazonに飛び、注文履歴から同じものを購入。

既に一度割っているためこれが3枚目になります。触り心地がスベスベで素晴らしく、フィルムの端がラウンド加工されているため指が引っかかることもなく、とても気に入っています。

その時にちょっと思い出したことがありまして。
数ヶ月前くらいにニュースで見て知ったのですが、面倒で忘れてたんですよね。

Google Nowに表示できるカードの1つに「Gmailカード」があります。
このカードはGoogle Nowを有効化した時点で有効化されており、自分のGmailに受信したメールの中で必要なものが自動的に表示されるようになっています。どういう選定基準になっているのかは不明です。

これを使うとAmazonで買ったものの配送状況確認がタップ1回でできるようになります。

必要な手順は次の通り。

①Amazonで買い物に使用するアカウントのメールアドレスをGmailにする
②Google NowをONにする

これだけでいいはずです。

AmazonアカウントのメアドをGmailにしていると、注文後にこういう「発送のお知らせ」というメールが届きます。
これをGoogle Nowが拾ってくれるようです。

さらに発送直後にGoogle Nowを見た場合は追跡をすることもできるようになっています。
「ヤマト経由の荷物を追跡」というサッカーボールみたいなアイコンをタップすると、

ブラウザが起動してヤマトの荷物追跡ページを開きます。

ここで一番驚いた点は追跡番号を入力する必要がなかったこと。

今までずっとAmazonの配送状況確認ページか、または追跡番号をコピペして調べていました。
が、これが不要だったと知って驚いたわけです。
親指一本のタップ1回で確認できました。

Gmailは「メアド」ではなく「アカウント(ID)」であるという事実がこれを可能にした

たとえばGoogleにログインする時に必要なアカウントIDはGmailアドレスです。
ハングアウトで相手にテキストメッセージや音声通話、ビデオチャットを送る時もGmailアドレス(Googleアカウント)宛に送信できます(電話番号宛に送信するSMS/MMS、通話とは別物)。

Feedlyなどいくつかのウェブサービス・アプリもGoogleアカウントでログインできるものがあります。その時に使う「Googleアカウント」のIDはGmailアドレスです。
ついでに言うと、ログインした時に表示される「プロフィール」はGoogle+です。

何が言いたいかというと、企業側の視点ではGmailアドレスさえわかればユーザーの確認が取れるんじゃないかということです。より厳密にはそのアドレス(ID)でログインした時に紐付いたプロフィール(Google+)を見てるんだとは思いますが。
「そのアドレス(ID)を使用した人物が登録情報と同一かどうか」を証明するために行なうのが、いわゆる「本人確認」です。

現実世界で使われる「氏名」と同じように、Web(Google)内では「Gmailアドレス」が個人を定義する要素として認識されています。
このためTomとしてはGmailのメアドはパスワード以上に重大なプライバシーであると考えており、時と場合によって複数のアドレス(アカウント)を使い分けています。
2段階認証などでガードすることも個人的に推奨したいですね。
そして信用できる人以外にはGmailアドレスは教えません。連絡先情報(Gmail)も決済情報(Googleウォレット)も住所や電話番号(Google+のプロフィール)も、場合によってはEXIF付き写真(Picasa)も紐付いてますからネ。

そしてこの「GmailアドレスというID」を使って「Google(Gmail)」と「Amazon」と「ヤマト運輸」という3つの企業を結びつける”ハブ”の役割を果たしたのが「Google Now」というわけです。

今更疑問 – そもそもGoogle Nowって何だ?

Android端末の顔ともいえる「Google Now」。
Appleの「Siri」と比べられることの多いパーソナルアシスタントシステムですが、個人的にこれはSiriとは全く別のベクトルを持ったサービスだと認識しています。
Siriは端末のマイクに向かって質問した内容を調べ、回答してくれるものです。
といってもこれは「検索」とは別、というか、検索に限らずアプリを起動したりできます。
端末に触れずに操作できることからデジタルガジェットが苦手な方でも簡単に使えることに魅力があります。
それに加え、画面すら見ずに操作できるところがSiriの持つ最大のメリットだと思います。Appleのページでも「アイズフリー」と紹介されている通り、車への搭載も進められています。
そしてそれを実現しているものも「検索」ではなく、「音声で返答すること」だと思うんです。
検索結果を画面に表示するなら画面見なきゃ操作できないですからね。
これをAndroidで実現しているものは「Google Now」ではなく「Google 音声検索」です。
ではGoogle Nowの役目は?「Google検索」「音声検索」とどこが違うのか?
というと、そもそもその着眼点が違います。

Google Nowは「アプリ」ではなく「ハブ」

Google NowをAndroidで使う場合は「Google検索」アプリを起動します。
この時点で気付くべきでしたが、今の今まで考えもしませんでした。

Androidに「Google Now」アプリはありません。

じゃ、どういうイメージを持てばしっくりくるのでしょうか。
少し考えた結果、僕は次の結論に達しました。

Google Nowは「モバイル版のGoogleトップページである」ということです。

ちなみにパソコン(デスクトップ)版のGoogleトップページはこれです。

トップページというとこっちを連想する場合もあるかと思いますが、これは「Chrome」のトップページです。
ややこしいですかねw

ウェブ上における”ハブ”がどういう役割を担うかはIFTTTを使ったことがある方はすぐにイメージできると思います。
もうちょっとアナログな視点でいくと、乗り換えができる駅や空港も”ハブ”と呼ばれます。

ウェブ同士を繋ぐハブをブラウザとは別に置くことで、「Google検索を使ってウェブページを探す」従来の基本的な運営方法に加えて「Googleをウェブの入り口にする」取り組みの一環として、デバイスにプリインストールされたプラウザやサードのブラウザアプリと競合せず、尚且つ「ウェブに繋ぐ時はまずGoogleに繋ぐ」よう仕向けるためのクッションページのようなものがGoogle Nowだと思います。

そのためGooge Nowはアプリアイコンとしてホーム画面やドロワーには置かれず、アシストから起動します。
そしてGoogle Nowに表示された検索結果をタップした時は「Chrome」や「ブラウザ」に限らず、端末にインストールされた好きなブラウザアプリを使って開けます
つまりGoogle Nowはブラウザでもありません。できることは「検索」であり「ウェブサイトを表示」することはできないんです。
iOS、特にiPhone/iPad/iPodと比べる場合は「Siri」ではなく「ホーム画面を左にスライドした時に出てくる検索窓」だと思うわけです。

自社で商品を作らずにスタートし、「検索」サービスで知名度を上げ、「広告」を主な収入源にするGoogleらしい運用形態だと思います。

そんな感じ。

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