見ている人にとっては今更感満載かもしれませんがTomにとっては初タブレットなので結構いろいろな部分に興奮したりなんかして。
WQXGAの思わぬ弊害
※画像はこちらより。
解像度2560x1600と、これまで見慣れたFHD(1920x1080)よりも格段に向上しています。
ましてXperia Z3 Compact SO-02GのHD(1280x720)と比べると軽く倍になります。
補足ながら、2000px台の解像度を持つ液晶を「2K」などと呼ぶこともあります。(「4K」も同じですが厳密な定義はないため結構幅広いモノです)。
それから、Xperia Z4 Tablet SO-05Gはその名の通りタブレットです。
ノートPCのように画面が大きいタブレット製品は、スマートフォンのように細長い形にならないため、縦横の比率(アスペクト比)が異なります。
スマートフォンでは16:9という比率でした。2560pxの横幅を持つ液晶を16:9にしようとすると縦幅は1440pxになりますが、Xperia Z4 Tablet SO-05Gは1600pxあります。
これがWQXGAと呼ばれる所以です。単純に倍ならWFHDとかになるんでしょうが、「HD」の定義から少し外れているため「HD」を名乗れないんです。
縦横比が異なるというのはユーザー・デベロッパにとって結構大きな問題です。
HDやFHDで「正方形」に見えていたものが、WQXGAでは縦横どちらかに少しだけ引き伸ばされて「長方形」になってしまう可能性がありますからね。
もちろんAndroidアプリやレスポンシブサイトなどはこれらに対応し、あらゆるサイズの液晶で正しい描画を行なうようになっているので弊害は出ません。
じゃどこが弊害なのかというと、ここ。
これまでHD/FHDの端末で使っていた壁紙がかなり荒れて表示されます。
※Xperia Z3 Compact 純正カメラアプリ マニュアルモード HDRはOFF 手ぶれ補正をON 20.7MPで撮影
こちらはスクリーンショットです。原寸大なので重いと思いますがクリックで拡大表示できます。
完全にピクセルが浮いて見えます。
この原因は単純に画像のサイズが小さいせいと思われます。
じゃこの画像はどこから手に入れたものなのか?
ここです↓
SO-02Gでダウンロードした画像をSO-05Gに転送したわけではなく、SO-05Gでこのアプリを起動してダウンロードしたものです。
(ひょっとして解像度選択ができるのかな?軽く探した限りではわかりませんでした)
これが一番の弊害。今まで使ってきた壁紙取得アプリが役に立たなくなりました。
高い解像度に対応した高画質画像をダウンロードできるアプリも探せばあるんですが、Zedgeくらい幅広い画像を扱っているものでMuzeiのようなライブ壁紙でなくダウンロード専門のものとなるとちょっと限られる気がします。
DroidIris+で探すのもアリですが、検索ワードを入れるのがめんどくさ…。
これが1つ目です。
大画面で改めてわかったAmazon Kindleの良さ
コピーライト:風雲児たち 16巻 (SPコミックス)|みなもと太郎|リイド社
横画面でも見やすいレイアウト、自動フルスクリーン、回転にも対応しています。
本家Kindle Fire HDなどがタブレットなので、対応は当然のごとく行ってくれます。
コピーライト:NARUTO―ナルト―外伝~七代目火影と緋色の花つ月~【電子書籍なら、ドコモのdブック】岸本斉史|集英社
対するドコモの「dブック」、こちらも一応形だけは対応しているように見えますが、次の点で不便です。
- 横画面で本を開くと1ページが拡大表示され、縦スクロールする
- ボリュームキーでページ送りできない
致命的なのが1です。本を読む時、ページを「縦に2分割」して「上から下に」読む人っているんでしょうか?
一行読み終わってまた上に戻るのも面倒だし、この仕様の意味がわかりません。考えた人、ちょっと出てきて利点教えて。
※この状態で画面をダブルタップすると上の画像のように2ページが一気に表示されたレイアウトになります。が、あいかわらず余白がでかい。
総じて、UIが雑いのはいつものこととしてもKindleに軍配が上がります。
更に良くない点がもう1つあります。
恐らくですが「dブック」はAndroid 5.0の外部ストレージアクセス権限に対応させる気はないものと思われます。
こちらのページにAndroidからアクセスすると対応可否を教えてくれます。
注目すべきは赤で書かれている「※2」の部分。なんとXperia NX SO-02D以降の全ての機種についています。
※2のついた機種は、dブックのコンテンツをSDカードに保存できません。
この時にも話しましたが、Android 4.4 KitKatで一旦封印されたSDカードアクセス権限はAndroid 5.0 Lollipopで復活しています。
ただし仕様が少し変化していて、アプリがSDカードにデータを書き込もうとする際に「アクセス許可」をユーザーが自分の手で与えないといけないようになっています。
いくつかのアプリで試しましたが、「SDカードに保存する」ボタンをUI内に追加するだけで対応できるような気がします。
これをやる気がdブックにはないようです。「保存できません」ではなく「対応していません」と表記されていることから推測ですが、この仕様自体をdブックのデベロッパが知らない可能性もあったりして?
まぁ、対抗馬筆頭のKindleもSDカードには保存できないので、ここは引き分けですが…。
ストレージ容量が横ばいなのにコンテンツだけ増やして移動させてくれないという今みたいな理不尽な状況(DRMを優先)ばかり続けていても売上が伸びない気がするんですが、そのへんどうなんでしょうか。
DL期限が無期限の本は読んだら消せってことかな?
その他の使い方は現在環境を構築中なので次回にまわします。
はやくBKB50届かないかなぁ…(´・ω・`)
そんな感じ。
[…] が、5.5インチではせっかくの4Kの魅力がほとんど失われるものと思われます。 さらにZ4 Tabletのレビューでも述べましたが、FHDを超える解像度の端末となると壁紙なども相応のクオリティ […]