iPad Air 4があればモバイルバッテリーはいらないかもしれない

iPadをモバイルバッテリーがわりにして、バッグの中身を軽くする

大きいので常に持ち歩くことを考えると完全とはいえないかもしれませんが、そのかわり1つのデバイスに複数の用途を持たせられるので、たとえば外出先に机と椅子がない場合などは役に立つんじゃないかと思います。

どういうことかというと、iPad Air 4 はiPhoneを充電することができるんです。

iPad Air 4 から iPhone 12 miniにUSB接続すると充電できる

iPadAir4からiPhone12miniを充電しているところ

この通り、USB-C⇔Lightningケーブルを使ってiPad Air 4とiPhone 12 miniを接続すると、iPhone側に給電が行われます。

これを活かして、バッグの中にiPad Air 4を入れっぱなしでUSB接続することで、移動時に取り出す機会がない場合はiPad Air 4の大きなバッテリーをiPhone側の予備電源とすることができます。

バッグの中にiPadAir4を入れてモバイルバッテリーにする

特にiPhone 12 miniはバッテリーの小ささがネックとされていますが、裏返せばそれはiPad Air 4の容量で十分足りるということでもあります。

iPhone 11 Proも充電可能

iPadAir4からiPhone11Proを充電しているところ

この通り。

ただ、iPhone 11 proはバッテリー容量もそこそこ大きいですし、外で充電が必要になる機会はiPhone 12 miniよりは少ないと思います。

市販の充電器との違いや注意点について

急速充電器との違いとしては、給電スピードが少し遅い可能性があるところでしょうか。

電流電圧計を持っていないので正確な速度は確認できておらず恐縮ですが、少なくともこの方法では行えない充電方法があります。

それはMagSafe充電器です。iPhone 12 miniにMagSafe充電器を貼り付けて、ケーブル(USB-C)の先端をiPad Air 4に接続しても充電ははじまりませんでした

また、外出先でiPadを頻繁に利用する場合はiPhoneに分けてやる分のバッテリー残量を確保できない可能性もあります。

とはいえ予備のバッテリーが確保できたとあれば、こちらを購入するのもありかなと思います。

Ankerの急速充電器PowerPort Atom PD 2を購入

Anker PowerPort Atom PD2急速充電器

USB Type-Cのポートしかついていませんが、2ポート搭載、2ポートともUSB PD(Power Delivery)に対応しており、1ポート利用なら最大60W、2ポート同時使用なら最大30W×2(60W)での給電が行える急速充電器です。

iPad Air 4に付属の充電アダプタが20Wなので、給電容量としては必要十分。

2ポートあるため、コンセントが使える場所ではiPad Air 4とiPhone 12 miniを同時に充電できます。

ただしこれはモバイルバッテリーではありません

上記、Anker PowerPort Atom PD 2はモバイルバッテリーではありません

あくまでも急速充電器、つまりACアダプタです。バッテリーが内蔵されておらず、コンセントに接続していない時に充電は行なえません。

似たようなデザインでモバイルバッテリーとしても使える『Anker PowerCore Fusion 5000』という製品も販売されていますが、こちらにはUSB Type-Cポートがついていないんですよね。

Anker PowerCore Fusion 5000モバイルバッテリー

容量も5000mAhなので、急速充電が可能なPDポートとかつけるとすぐに使い切っちゃうと思いますw

自分がどうしてこの形状にこだわるかというと、ケーブルを使わずに済むからです。

モバイルバッテリーが直接コンセントに差せると、モバイルバッテリーを充電するためのACアダプタもUSBケーブルも持ち歩かなくて済むので、荷物を軽くできます。

加えて今回、モバイルバッテリー自体をiPad Air 4で代用できる可能性があることがわかったので、更に荷物が減ります。

効率良い製品を選んで荷物を減らす取り組み

これまでは以下の構成を持ち歩く必要がありました。

  • ACアダプタ(モバイルバッテリーも充電する場合Type-Aが必要)
  • Type-Cケーブル(iPad用)
  • Lightningケーブル(iPhone用)
  • MagSafe充電ケーブル(iPhone用)
  • AまたはmicroAケーブル(モバイルバッテリー用)
  • モバイルバッテリー
  • iPad
  • iPhone
  • AirPods Pro

これを、iPad Air 4から充電を行うことで以下のように構成を減らせます。

  • ACアダプタ(Type-C急速充電用)
  • Type-Cケーブル(iPad用)
  • Lightningケーブル(iPhone用)
  • MagSafe充電ケーブル(iPhone用)
  • iPad
  • iPhone
  • AirPods Pro

Tomが持ち歩くガジェットバッグの中身

荷物が減ると軽くなるだけでなく、バッグが薄くなり、何がどこにあるのか覚えやすくなり、ついでにケーブルが絡まる危険も少し減らせます。

とはいえ緊急時に備えてモバイルバッテリーは持っておきたい!という場合、極力小さい、またはiPhoneと一緒に持てる形状の製品を探すようにしています。

iPhoneの操作を邪魔しないモバイルバッテリーを探す

iWALK 超小型 モバイルバッテリー

たとえばこういうのとか。これならモバイルバッテリーとiPhoneを繋ぐケーブルも不要なので楽ですね。

ただ、この場合はやはり、モバイルバッテリー自体を充電するためのケーブルやACアダプタが必要になります。乾電池式とかもあった気がしますが、そちらは容量的にどうなんでしょう…。

また、このタイプの製品は端子の規格が変えられないところもネックです。Lightning用だとUSB Cのデバイスに差せませんし、変換アダプタを使うと折れそう。

BOPAI リュックメンズ バックパック
あるいは、バッグ(バックパックが多いです)にUSBポートがついているものを使うとか。

これならモバイルバッテリーの形状に関係なく、バッグに入れっぱなしにしておけるので製品選びの幅が広がります。

ただ、これもUSB Type-Aになることがほとんどだと思うため、バッグとスマホを接続するためのケーブルを用意する必要があります。

また、Cではなくなるため給電速度についても確認する必要があります。USB端子の中に黒い板が入っていたらUSB 2.0(通常規格では最大2.5W)となり、急速充電は難しくなります。青い板が入っていればUSB 3.0(通常規格では最大4.5W)です。

USB Type-C 3Aなら最大15W、USB PDでは最大100Wの製品もあるため、結構な差が出ると思います。利便性を取るか速度を取るか。

そんな感じで移動時の合理的なガジェット構成を考えてみた一日でした。

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