[号外]クラウドファンディングで芋を買った話

最近人気のクラウドファンディングですが、形式的にはコンペを逆にしたようなものだと思っています。

自分の作りたいモノとビジョンを先に提示して、納得できる人からカンパ(お金)を集め、その資金でもって製品を生み出し還元する。

製品ありきの一般的な商売とは異なるリスクを抱えますが、無駄が出にくい、開発前に反響を知ることができるなどメリットも多数抱えます。

今回、そのクラウドファンディングを通じてじゃがいもを購入しましたので体験記を書いてみます。使ったのはMakuakeです。

NichePhone-Sの時にも利用したクラウドファンディングサイト「Makuake」

クラウドファンディングといえば世界最大規模を誇るKickstarterやIndiegogoなどが有名ですが、Makuake(マクアケ)は日本で生まれたクラウドファンディングプラットフォームです。

このため日本発信のプロダクトが多く、海外のプラットフォームとはかなり異なる特色を持っていると思います。

2017年にもMakuakeを利用して極小ガラケー「NichePhone-S(ニッチフォン)」を購入・レビューしました。

【祝、大成功!】Niche Phone-Sが届いたので開封&レビュー!【クラウドファンディングMakuake】

現在は進化した4G版が売られているようで、プロジェクト的には大成功といえるんじゃないでしょうか。

さて、これは単に僕の偏見かもしれないんですが、クラウドファンディングときくと上記のようなデバイスやスマートフォンアクセサリーだったり、いわゆるデジタルガジェットなどを想像することが多いんじゃないかと思います。

Webで生まれた最先端のビジネスモデルとか、最近話題の新しいモノの売り方・買い方だとか、そういう考えでこのサービスを見るとどうしても先端技術との関連性を強く認識することになりがちです。

でも今回買ったのは『芋』です。何の変哲もない、北海道の土で作られた”北あかり”という品種でした。

なぜこれがクラウドファンディングで売られていたのか?なんで買ったのか?を少しお話しします。

もともとはじゃがいも畑のオーナー制度募集でした

※以下、Makuakeのプロジェクトページより画像を拝借しています。
松本農場-クラウドファンディングMakuake

今回のプロジェクトを掲載していたのは「松本農場」さんです。プロジェクトタイトルは『青い池で有名な北海道美瑛町のホクホクじゃがいもオーナー制度』でした。

要するに広大な面積を持つ北海道のじゃがいも畑の一部分、10m×1m~100m×1mほどのスペースの”オーナー”になることができる、というしくみです。

オーナーになると専用の看板が設置され、希望すれば収穫体験などにもご招待いただけるのだとか。

注意
ただしオーナー権は10月のじゃがいも収穫時までとのことで、永久に土地を所有するものではありません。値段的に当たり前だけど。

正直なところ北海道って遠いし、畑のオーナーにも特に魅力を感じてはいませんでした。作って売りたいわけじゃないし。

ところが、支援プランの中には収穫したじゃがいもだけを送ってもらえるものがあったので、興味をそそられたわけです。

じゃがいもは大好物なのでちょっと買ってみてもいいかな?と。

決め手は地平線まで続く芋の写真

松本農場のじゃがいも畑-クラウドファンディングMakuake

そんな感じで「あ~芋か~おいしそうだな~」と思いながらページをスクロールさせていったんですが、途中でこの写真が目に留まりまして。

すげーじゃん。さすが北海道。スケールが違う!

関東住み、山の中生まれの自分としては地平線が見える景色自体が貴重なのですが、一面の海ならぬ「芋」。このスケールと迫力に思わず息を呑み、しばらく凝視し続けました。

ここから向こうまで全部芋。どこまで行っても芋。見渡す限り芋、芋、芋!

こんな景色は今まで見たことがありませんでした。

キレイな景色だなー。こういう畑になら支援をするのもやぶさかじゃないな、と思い、気がついたら7,000円の北あかり10kgコースを申し込んでいたというわけです。

松本農場のじゃがいも収穫風景

あっこれ知ってる!Minecraftだ、いったい何ブロック整地したんだ……とか、1人でわけわからないことをつぶやきながら眺めていました。

なまじ小さな畑を手伝った経験があるため(実家は半分農家でした)、やり方とか多少知ってるだけにいろいろと想像が膨らんできて面白い。

松本農場のじゃがいも収穫風景2

この広さを手で!?

と驚くかもしれませんが、機械で掘り起こしたものを1個ずつ拾い集めているみたいです。ついでにサイズとかの選定もやってるように見えますね。作業は単純でもこの面積はエグい∑(; ̄□ ̄A

実物とご対面

松本農場の北あかり10kg

予告どおりに発送していただいたようで、わりとすぐに手元に届きました。

改めて考えてみると、食材をこうした「箱買い」「大人買い」したのってこれが初めてなんじゃないかな?

開封時に我慢しきれなくて2個ほどレンチンしてバターのっけて食っちゃいました。だから正確にはこの写真+2個の芋を受け取っていることになるのかなw

さっそく芋料理にチャレンジ

まずは簡単にガレットを。千切りにした芋に味付けしてフライパンで焼いたものです。二枚作って間にひき肉を挟んでいます。


こちらはマッシュした芋でウィンナーを包んで多めの油で焼いているところです。

松本農場の北あかり(じゃがいも)をレンチン

普通にレンチンしてバターを乗せてもおいしいですよネ。今思いついてパッと作ってきましたw

まさに日本式ファストフード。

大変おいしくいただいてますがまだまだ残ってます。当分ポテトパーリーじゃ!ヒーハー!

レシピや調理方法は「クラシル」にお任せ

クラシル

こういうサービスって長いことなかったですし、モバイル全盛の現代にすごくマッチすると思いますね。

「クラシル」は料理のレシピと作り方を短い動画で紹介してくれるアプリです。同系統の「テイストメイド」と両方iPhoneに入ってます。

これで適当にじゃがいも料理を探して、おいしそうなものを片っ端から試しています。

まとめ:こういう使い方もある、というお話

要するにクラウドファンディングにはこういう活用方法もあるということが言いたかったんです。

単にモノを作る、売る、広めるだけでなく、ブランディングの一環としたり、新しい体験を創出するきっかけになったりすることもあるわけですね。

大手のショッピングモールなどでは(SEO対策等が熾烈を極めているため)埋もれてしまうリスクもあります。そうした販促活動にコストを割けない場合に役立つのがソーシャルエンゲージメントなんですが、それもある程度の知識は必要になります。

どうやって多くの人に知ってもらい、興味を持ってもらおうか?を必死になって考える時、必ず出てくる候補の中に「口コミ」があるはず。

クラウドファンディングは面白いプロジェクトをソーシャルシェアするルートも持っていますし、比較的最近話題になったサービスなだけにプラットフォームそれ自体への注目度も高く、多少誇張しているかもしれませんが放っといてもインフルエンサーが集まってくる可能性は決して低くない”場”だと思います。

そういう意味で、Webマーケティングに割くコスト(あるいは知識)がない方にとってもなかなか有望なマーケティングチャネルになるのではないかと思います。

今の時代、奇抜な製品よりもアイデアで成功した話がかなり増えてきていますからネ。

そんな感じ。

とてもおいしかったにゃ。(注:この子は食べてません)

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