細かい話はいい、とにかく今すぐに変更したい!
って人に見てほしいので、さっそくいきます。
設定→プライバシー管理→情報の提供 をチェック
まず最初にLINEの設定に入ります。
iPhoneの場合は右下の点々マークを押して、右上の歯車です。
続いて上から3番目の「プライバシー管理」を開きます。
お次は画面の下の方です、「情報の提供」という箇所を開きます。
最期に、「トークルーム情報」の項目をオフにして完了です。
しかしこんな深い階層にこっそり置くとか、ドコモとかキャリアの姑息な手口と一緒だ。
そのうちオプトアウト方式(要するに、利用者が明示的に拒否の意志を示さない限り自動的に有効化される)で色々やりだしたりしないだろうな…( ´Д`)
ところでこれってどういう仕組み?
今回の騒動の経緯なんかはいろんなところで語られてるので飛ばします。これに同意するとどんな情報が抜かれるかも専門メディアが解説してくれています。
収集した情報の利用目的が「広告」だと聞くと皆大騒ぎしますが、そんな心配することないですヨ。正直ちょっと騒ぎすぎ。
実際、企業が広告を配信するのと同じ行為を誰でもやったことがあるって言ったらどうでしょう?
ウェブの広告配信の仕組みはSNSの投稿と近い?
知っての通り「広告」とは商品やサービスなんかを不特定多数に見せて、購入に繋げるために配信するものです。
目的は違えど、これと非常にソックリな動きで配信されるものがあります。
それがこれ。
何の変哲もないSNSの投稿シーンなんですが、ちょっと次のようなシーンを思い浮かべてみてください。
- 妹のしでかした失敗談を発信する
- 通学中に見かけた交通事故の写真を載せる
- 電車内で見かけた学生の会話を紹介する
- 古い友人の面白いエピソードを明かす
大きな違いとして収益目的ではないことがほとんどだとは思いますが、行為としては結構似通っているといえると思います。
要するに「自分以外の誰かに関する情報を使って不特定多数に向けて何かを発信する」行為です。
一応お断りしておくと、どっちが悪いかとかいう話ではないです。善悪を考える前に仕組みを正しく知ることで、「よくわからないから不安」という最悪な状況を脱してほしいという思いで書いています。
話を戻して、こうした投稿をする際、ちょっと気を遣うことがあるはずです。「対象とした人が誰かを特定させない」ために。
場所をボカしたり、名前をボカしたり、写真を入れる場合はスタンプやモザイクで加工したり。
広告用に収集される情報もこれと一緒で、その情報が誰のものかはボカされています。
ただ、これに興味を持つだろう人はこの地域に男女比このくらいで何人くらいいて、何時ごろにどこにいることが多いとか、その程度です。
こうした情報を蓄積しているのがCookie(クッキー)と呼ばれるものです。ただ、Cookieの用途はそれだけじゃないので、単純に「個人情報だ!」と思い込んで削除や拒否すると思わぬ不利益を被ることもありますので注意。
何が言いたいかというと、「広告配信目的で自分の利用データが収集されるのが嫌だ」と考えているのなら、今回のトークルームの情報提供を拒否するだけじゃ足りないってことです。
ちなみに一番下に映っているLINE Beacon(ビーコン)は位置情報を使います。Bluetoothの「飛距離が短い」という電波の特性を利用して、その電波を掴める位置まで端末(=の所有者)が近づいた時に広告などを表示する手法です。こちらはBeaconを使うサービスによっては、たとえばLTEの電波圏外となる地下街やGPSでは大雑把すぎて表示しきれない屋内施設などで道案内(ナビゲーション)を行う目的などでも活用されます。
ちょっと長くなっちゃったので今回はここまでにします。
こういう問題で議論が巻き起こるのは良いことなので、この機会に一度考えてみませんか?
あなたはどのタイプですか?
- 広告を見るのが嫌
- 広告の配信のためにCookieが抜かれるのが嫌
- 目的を問わず、現在地情報を収集されるのが嫌
- デバイスやOSの種類、ブラウザの種類、端末のスペック(解像度やモデム等)、検索履歴等が抜かれるのが嫌
タイプがわかったら次の質問です。
なぜ嫌なのですか?それを解決するために何か行動を起こしていますか?
1つずつ理解を深めていくことで少しでも無駄なストレスを感じなくなれば成功です。