先日アップデートが配信されたXperia Z4をいじくりまわしていて見つけた設定を紹介します。
前回のまとめと一緒にどうぞ。
Marshmallowの隠し機能「システムUI調整ツール」の出し方
こんな機能あったんですねー。
そういやGoogle+でチラッとだけ見たことがあったかもしれません。
出し方も特殊で、通知を引き出した際に表示される歯車(設定)を長押しします。すると歯車が回転するので、そこで指を離します。
設定項目の一番下に「システムUI調整ツール」が追加されます。
※この機能は「開発者向けオプション」と同じで正式実装の前段階にあるため隠されています。有効化したことで発生したトラブルなどはサポート対象外となる可能性がありますのでご注意ください。root化と違ってサポート自体断られるようなことはないと思いますが、そもそもこの機能についてキャリアが把握していない可能性があるという意味です。
中身はこんな感じになっています。
Android 6.0 Marshmallowから実装されたクイック設定の項目並べ替え機能は、Xperiaなら標準で対応していたものです。
しかしLollipopまでのXperiaより更に拡張されたようで、こんなふうに並べることもできるみたいです。
また、ステータスバーに表示されるシステムアイコンをOFFにできる機能も実装されています。
こちらもXperiaならLollipopでも使えたものになりますが、種類が違いそうな気がします。仕事用プロフィールとかね。
もう1つ、ステータスバーの電池アイコンに残量を%表示する項目もありますが、こちらもXperiaなら標準対応。むしろ、あえて非表示にするとXperiaにとっては新鮮かもしれません(笑)。
最後に「デモモード」という項目があります。
これをONにすると、ステータスバーに別のレイヤーが上書きされたようになります。時計は6時で固定?っぽくて、通知アイコンは一切なし。
たぶんブログとかSNSにアップする際にステータスバーを隠したいと思ったら使うといいと思います。が、どうせやるならスクショPROのほうがいいかな。
※ただしアプリがまだMarshmallowに対応していないようで、動かないような気がします。
というわけで(Xperiaにとっては)あまり有用ではないかもしれませんが、「開発者向けオプション」に続く設定画面の隠し機能のお話でした。
Marshmallowのボリュームパネルは拡張可能
Xposedモジュール「GravityBox」を入れたい理由の1つに、ボリュームボタンでメディア音量(音楽再生時に使われる音量)を変更したいという気持ちがあります。
基本的にAndroidには複数のボリュームプロファイルがあり、必要な場面によってボリュームボタンを押した時に変更できるプロファイルが異なります。
たとえば音楽や動画を再生している時はメディア音量を変更できます。
再生していない時は基本的に着信音量を変更できます。
これ以外にも、通知を受信した時に鳴る通知音量や、アラームに使用される音量も個別のプロファイルとして存在します。これらは「設定」アプリやアラームアプリなどから直接弄ることが多いと思います。
Android 6.0 Marshmallowからは、ボリュームボタンを押した時に表示される音量パネルの右側に展開可能な矢印が置かれていて、展開すると複数のボリュームプロファイルが出現します。
これで自分の好きなように音量をセットできます。
メモリだけでなく電池消費、パケット消費も詳細に把握可能
Android 6.0 Marshmallowでは、インストールされたアプリのメモリ(RAM)消費量が詳細に把握できるようになっています。これはわりと有名かと思いますが、アプリの消費電力量と消費パケット量も把握できるようになっていることはあまり知られていないように思います。
設定 → バッテリー と進んだ先、電池マークと残り時間などが表示されている部分をタップします。
すると電池消費の推移グラフと消費量の多いアプリのリストが表示されます。
※グラフ、リスト共に「前回のフル充電から」の計測となるため、満タンまで充電するたびにリセットされます。またここに並ぶのは消費量の高い順で、数はそんなに多くなりません。
リストをタップすると詳細画面となり、アプリがCPUを使用した時間、表示し続けた時間(要するにアプリが積極的に稼働した量の目安)、受信/送信したパケット(画像ではWi-Fiのパケット)、消費電力量(mAh単位)が数値で表示されます。
セルスタンバイや描画に使った電力なんかもわかります。
ついでに設定変更ページに遷移できるショートカットも置かれていて親切。
その上の「電池の最適化」とはAndroid 6.0 Marshmallowで追加された「Dozeモード」のことで、最適化するよう設定した場合はバックグラウンド通信が禁止されると思います。
そんな感じで微妙にわかりにくいけど実は便利なMarshmallowの機能でした。