Android 7.0の節電設定を総チェック!進化したXperia向けの「STAMINAモード」も含め詳しく確認してみた!

Xperiaに古くから備わっているソニー独自の省電力技術「STAMINAモード」はAndroid 5.0 Lollipopまでは優秀でしたが、Android 6.0 Marshmallowの時に縛りを強めすぎ、緊急時にしか使えなくなりました。

ところがAndroi 7.0 Nougatで更なる改良が施され、柔軟な設定ができるようになっています。

7.0 Nougatの「STAMINAモード」をチェック

設定→バッテリー

を開いて「STAMINAモード」を選びます。

ONにしてから「節電レベル」をタップします。

節電レベルは3段階から選べます。

電池持ちを優先したいモード

一番強力な節電モードは「電池持ちを優先したい」、この場合は発動すると以下の機能が制限されます。

  • バックグラウンドデータ通信が禁止に
  • 画面を消灯するとGPSが強制的にOFFに
  • 高画質モード(X-Reality for Mobileなど)が強制的にOFFに
  • 操作時(ナビゲーションバーを押した時など)のバイブレーションがOFFに

バランスよく節電したいモード

中レベルの節電モードは「バランスよく節電したい」、この場合は以下の機能が制限されます。

  • スクロール等、画面のアニメーションが少し緩慢に(カクつきが出るかも)
  • 高画質モードが強制的にOFFに

バックグラウンドデータ通信やGPSなどに制限はかからない模様です。

なるべく制限しないで節電したいモード

最も緩い制限を加える節電モードは「なるべく制限しないで節電したい」、この場合は以下の項目が制限されます。

  • 高画質モードが強制的にOFFに

動きの速いゲーム(レースとかFPSとか)への影響も小さいとのことです。

それぞれのモードの下に書かれている時間は、そのモードを使うとどのくらい長持ちするかの目安です。

この画面で表示される残り時間と比較して決めると良いと思います。

高画質モードを切るだけでも1時間ぶんくらいの節電効果はあるんですネ。

ただし、説明文に書かれていない範囲でも制限が加えられる可能性があります。一番緩いモードも高画質モード切るだけならそっちを設定すれば済む話ですし、リフレッシュの間隔が伸びたり、エフェクトに影響が出たりすることもあるかもしれません。

STAMINAモードはクイック設定からも変更可能です

クイック設定パネルに「電池」タイルを置いてタップします。

するとこのような画面を見ることができます。

STAMINAモードのトグルとバッテリー残量の遷移グラフが置かれています。なかなか便利ですネ。

ちなみに「STAMINAモード」を使っていない時は、ONにするとどれだけ節電できるかがわかるようになっています。

「この後しばらく充電できそうにないな…」と思ったらとりあえずクイック設定を開いてみるのも手かもしれませんネ。

Android標準の節電モードもあります

Android 6.0で追加された「Dozeモード」はNougatにも引き継がれており、STAMINAモードとは別に設定可能です。

両方ONにしていると節電と引き換えに多くの便利機能を犠牲にするかもしれませんのでよく確認してください。

先程のバッテリー画面の右上に置かれたメニューボタンを押し、「電池の最適化」を選びます。

このモードはブラックリストではなくホワイトリストなので注意が必要です

どういうことかというと、節電したくないアプリを指定します。ここでチェックを入れたアプリは制限されません

チェックの入っていないアプリが制限されます。

データ通信を制限する節電モード「データセーバー」もチェック

設定→アプリ からアプリの詳細を開いて「データ使用」をタップしたところにも節電設定があります。

バックグラウンドデータ通信を禁止するオプションは昔からありましたが、その下に「データ通信を制限しない」モードが追加されています。

たとえば災害時に使える連絡網アプリとか「エリアメール」みたいな緊急警報を通知してくれるアプリのデータ通信を、電池残量が減ったからといって止めるわけにはいかないですよね。

そういう時に使うモードだと思います。あと、仕事用のメッセンジャーとかにもいいかな。

この設定は、設定→データ通信 の中の「データセーバー」で制御されます。

「データセーバー」をONにすると、制限対象のアプリはバックグラウンドデータ通信ができなくなります。

ただ、制限対象のアプリでも、そのアプリを起動している時ならデータを受信してくれます。

簡易的なファイアウォールみたいなものですかネ。

「データセーバー」のON/OFF切り替えもクイック設定から行えます。

なぜデータ通信に対してこれほど詳細な設定が用意されているのかといえば、(想像ですが)おそらく権限の関係じゃないかと思います。

ご存知の通りAndroid 6.0 Marshmallowからはアプリが求める権限を個別に拒否できる設定が追加されており、Nougatでももちろん行えるんですが、「インターネットアクセス権限」だけは変更できません(=禁止できません)。

ネットアクセス権限を弄れるようになってしまうと、本来の用途に通信を必要としないアプリ(例えばホーム画面を変更するテーマアプリとか)に広告を仕込むことが難しくなり、公平性を欠く可能性がありますからね。

なので現状、1つのアプリに対し完全にインターネットアクセスを禁止することは難しいです。どうしても制御したい場合はOperaMax等サードパーティ製アプリを使うしかないかと思います。

そんな感じ。

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