Xperiaスマートフォン・タブレットには、画面を静止画キャプチャする「スクリーンショット」とは別に、動画キャプチャ(=録画)できる「スクリーンレコード」機能が標準で実装されています。
この機能を使えばスマホ単体でゲームの実況中継なども行えます。
Z3 Compactにはなかったミュート機能がある
こちらが1世代前のXperia Z3 Compactのスクリーンレコード。
OSは Android 5.0.2 Lollipop です。
ボタンの役割は左から、
- 最小化(格納)
- レコーディングスタート
- 画面内にフロントカメラに映っているものを小窓で挿入する
- 設定(画質・向きの変更)
となっています。
こちらがXperia Z4のスクリーンレコード。
OSは同じく Android 5.0.2 Lollipop です。
ボタンが増えてますね。OSバージョンに差がないってことはこれは機種の差分なのでしょうか?
ちなみにボタンの役割は左から、
- 最小化(格納)
- レコーディングスタート
- 画面内にフロントカメラに映っているものを小窓で挿入する
- マイクによる録音の可否
- 設定(画質・向きの変更とライセンス表示)
です。
ミュート機能があると、たとえばブログ用にホーム画面をキャプチャする際に余計な雑音が入りません。
今までは撮ってからPCに転送して音声を削除してからYouTubeにあげていましたが、これからは撮影後にすぐ通知領域の「共有」を押してYouTubeアプリからアップロードできそうです。
なお、「スクリーンレコード」でキャプチャした動画ファイルは以下の場所に保存されます。
/内部ストレージ/Movies/ScreenRecords/
の中です。
さらにZ4はYouTubeとTwitchにブロードキャスト可能
上部の「ブロードキャスト」タブをタップすると画面が変化し、動画共有サービス「YouTube」と、PS4も対応している「Twitch」へのライブストリーミングが行えます。
なお初回は権限の許可が必要となるようです。
これでたとえばゲームアプリの実況プレイなんかもできると思います。残念ながらニコニコ動画には対応していないようです。
この機能が最も生きるのはゲーマーではない!
もちろんゲーム実況も魅力的なコンテンツなんですが、もっと身近でもっと大勢の人が便利と感じる分野があります。
端末単体で動画キャプチャできることはつまり、誰でも簡単に自分のアプリのプロモーションビデオ(PV)が作れるっていうことです。
複雑な機材も三脚やマイクも照明もスタジオも、パソコンすらいりません。
せっかく心血を注いで作ったアプリはできるだけ綺麗に、かつ機能を最大限に魅せつつ紹介したいですよね。
その点「Playストア」は動画によるプロモーションが可能ですし、同じGoogleが提供するプラットフォーム「YouTube」をそのまま使えるので、そのアプリが実際にどう動くのかを簡潔に説明する手段として動画は非常に有効です。
つまりAndroidアプリを作っている全てのデベロッパに対し、Xperiaはおすすめです。
アプリが完成したら、テスト機にインストールして動作確認してキャプチャしてアップロードしてコメントをつけるところまで全て一貫してXperiaだけでできるはずです。
※ただしここで紹介している動画は画面キャプチャではありません。またこのアプリはTomが作ったものではありませんが、サムネイルおよびこの動画に映っている手はTomの手です。
そんな感じ。