【号外】今冬のドコモは凄い。久々のNexusにコンパクトモデルが4つ、だと…!?

NTTドコモは本日30日付で、2015年冬春モデル13種類を一斉に発表しました

下り最大112.5MbpsのLTE網(2GHz帯と1.5GHz帯)を束ねて倍の速度(225Mbps)とした「プレミアム4G」に対応した超高速モデルが出揃ったことや、さまざまな業界のタイミングを加味した印象としてかなり「攻めている」気がしたので調べてみます。

おかえりドコモ版Nexus!「Nexus 5X」発売決定!

画像はドコモの報道発表資料より

とうとうドコモにNexusが帰ってくるようです。

覚えていますか、かつてドコモが唯一扱ったNexus機、「Galaxy Nexus」を。当時としては画期的な曲面ディスプレイなどを搭載し、高いパフォーマンスから人気を得ていましたよね。

大雑把にいって、これであとドコモが扱っていないメジャーなAndroidメーカーは今季モデルに入っていないLGを除けば台湾(HTC / ASUS)と中国(Huawei他)勢くらいでしょうか。

今回登場するNexus 5Xは、来週より提供と噂のAndroid最新版 6.0 Marshmallow(マシュマロ)を搭載しています。
最先端OSをプレミアム4Gで楽しむ大チャンスですが、プリインストール関連はどうなるのか、そっちも個人的に気になっています。iPhoneみたく全部ブックマークで来たら凄いんだけど…。

docomo Application Manager、DCM Wap Push、DocomoLac、ドコモID関連のコア・アプリが入るとなると、少なくともファームウェアの面ではGooglePlay直販モデルとはかなり違ったNexusとなりそうな気もします。

アップデートに影響があるか等も含め今後の動向が気になります。

Xperia大ピンチ!?2社3機種がコンパクトモデルに参入

特にSHARPは型名で真っ向から対峙しています。AQUOS Compact SH-02Hは4.7インチとXperia Z5Cより一回り大きな画面ながら、美しさと省電力を両立した人気のIGZO液晶を採用。更に近年のAQUOSモデルの代名詞ともいえる超・狭額縁設計を継承しており、非常に魅力的です。
RAM容量が3GBとXperia Z5Cの2GBよりも高いのもポイント。

おそらく小型機の中では一番ワイドな迫力を画面から感じ取れるモデルになるんじゃないかと思います。横にして市販のスタンドに置けるなら。

AQUOS Compact SH-02H | 製品 | NTTドコモAQUOS Compact SH-02H | 製品 | NTTドコモ

続くSamsungのGalaxy Active neo SC-01Hは、今年3月に発売されたグローバルモデル「Galaxy Xcover 3」のドコモ版となるようです。
形状だけ見るとちょっと某F社のタフネスモデルを思い起こしますが、ポイントはそこではなく、日本のユーザーに合わせた「おサイフケータイ」「VoLTE」「ワンセグ」「SPモード(ドコモのISP)」の獲得にあります。

とはいえスペックはミッドレンジに留まるため、パワーはそんなにありません。一転してタフネスがものすごいため、物流や営業といった外回りの仕事をする方やアウトドア派に受けそうなコンセプトだと思います。

Galaxy Active neo SC-01H | 製品 | NTTドコモGalaxy Active neo SC-01H | 製品 | NTTドコモ

最後にダークホースとして、女子ウケバツグンのDisney Mobile on docomo DM-01Hが加わります。
ベースはAQUOS Compact SH-02Hなので、スペックも問題ナシ。それでいでガワがあのエヴァスマホのようにDisneyとコラボしているので、かなり人気が出そうな予感がします。

Disney Mobile on docomo DM-01H | 製品 | NTTドコモDisney Mobile on docomo DM-01H | 製品 | NTTドコモ

個人的大本命Xperia Z5 Compactの優位性について考える

本稿ではXperiaスキーとしてフォローに回ります。

まずは他のコンパクト製品との簡単な比較から。

AQUOS Compact SH-02H


フレームに色がついていますが、背面だけ見るとXperiaそっくりとも受け取れる気がしてちょっと心配です。同じキャリア内でここまで強く競合すると共倒れしちゃいそうで…。
かつてのAQUOSらしい六角形のフレームで薄さと軽さを実現すれば最高だったかな、という印象。

Galaxy Active neo SC-01H


ハイレゾ対応なし、背面カメラ800万と、Xperiaがプッシュする魅力とほとんど競合しないため、単純にポケットに収まる小型機が欲しいというニーズには応えられるものの、付加価値の面では心配はありません。

Disney Mobile on docomo DM-01H


発表された資料(注:PDF)を見る限りでは、AQUOS Compact SH-02Hとスペックが全く同じ(=コラボによる制限が一切ない)ことからかなりの注目を浴びそうな予感がしています。
が、同じく資料より、AQUOS Compact同様プレミアム4Gには非対応です。フラグシップにMVNO入れるならこれが本命かな?

簡易スペック比較!

Xperia Z5 CompactとAQUOS Compact(Disney Mobile on docomoも含む)のスペックを数値で比較すると次のようになります。

端末 Xperia Z5 Compact AQUOS Compact
OS Android 5.1 Lollipop Android 5.1 Lollipop
本体サイズ 127 x 65 x 8.9 mm 126 x 66 x 8.9 mm
重さ 138g 未定
ディスプレイ 4.6インチ TFT トリルミナス for mobile 1677万色 4.7インチ TFT IGZO 1677万色
解像度 1280×720 HD 1920×1080 FHD
プロセッサ(CPU) Qualcomm Snapdragon 810(MSM8994) 2.0GHz + 1.5GHz オクタコア Adreno 430(GPU) Qualcomm Snapdragon 808(MSM8992) 1.8GHz + 1.4GHz ヘクサコア Adreno 418(GPU)
メモリ(RAM) 2GB 3GB
ストレージ(ROM) 32GB 外部ストレージ microSDXC 200GBまで 16GB 外部ストレージ microSDXC 200GBまで
メインカメラ(リア) 2300万画素 Exmor RS(裏面照射積層型CMOS) 1310万画素 裏面照射型CMOS
フロントカメラ 510万画素 Exmor R 500万画素
バッテリー 2700mAh 2810mAh

優れた数値を出したほうを赤く塗っています。液晶サイズについて、普通は大きいことが魅力に直結しない(小型機のニーズ)ため優劣はつけませんが、本体サイズに差がほとんどないため今回は優劣をつけました。

ここが個人的に一番の懸念点となります。

遂にAQUOSがXperiaにサイズで並びました。あとは欠点の重さをどう克服するのかに注目ですが、とにかく厚みが一緒という部分が気がかりです。

ぶっちゃけXperia Compactって厚いんですよね…かなり。

CPUに関しては、AQUOS Compactの採用したSnapdragon 808は64bitですが、ハイパワーを担当するCortex-A57(1.8GHz駆動のほう)が2コアしかないためヘクサコア(6個)になっています。GPUもワンランクダウン。

が、ここもぶっちゃけるとマシンパワーの差は(ベンチマークなど数値としてはともかく)体感で差を感じることはほとんどないでしょう。

なぜならMSM8992(AQUOS採用のCPU)はNexus 5Xも採用しているからです。
むしろソフトウェア次第でパフォーマンスに差が出てくることがあるかもしれません。ドコモとLollipop、各メーカーとLollipopの親和性は現在どのレベルなんでしょうね。

RAM容量でとうとうXperiaは負けました。一時期噂になったXperia Z5 Compact Premiumがあるならわかりませんが…。

バッテリー容量でもXperiaは負けてしまいましたが、ここはトリルミナス vs IGZO、HD vs FHDにプラスして省電力技術「STAMINAモード」次第かと思われます。むしろ熱がちょっと気になる。

一転、カメラモジュールはさすがの貫禄を出しており、Xperiaは未だに他の追随を許しません。

ちょっと気になる点

発表された資料(注:PDF)を見て気付いたいくつかの点を書いておきます。

まず、AQUOS Compactはプレミアム4Gに対応していません。このためドコモSIM入れて使う分にはXperiaのほうが速度が出る可能性があります。

ところが、AQUOS CompactはWi-FiとLTEの同時利用が可能になっており、両方を掴める場所では高速なダウンロードが可能です。Xperiaはこれが不可能(非対応)になっています。

コンパクトモデルだけに、AQUOSとXperiaのどちらもフルセグには非対応となる模様。ワンセグは録画までいけます。

また、AQUOSもXperiaも両方ハイレゾオーディオ再生をサポートしています。このへんも並んでいますが、SONYにはハイレゾとノイキャンに両対応のイヤホン「h.ear in」シリーズなどがあるため、アクセサリ面で一歩リードか。これらがAQUOSでも使えるならわかりませんが、そこはまだ調べていません。

なおCompactと直接関係ありませんが、今季投入のスマホで唯一AQUOS ZETA SH-01Hだけがプレミアム4Gによる最大300Mbpsの超高速通信に対応しているところも注目ポイントです。SHARP技術力つけてきてますね。
ちなみにXperia Z5 Compactのプレミアム4Gは最大225Mbpsです。

これだけ知っとけばいい「プレミアム4Gとは?」ざっくりガイド

上に書いたように、同じプレミアム4Gでも機種によって最高速度が異なることがあります。
これは別段珍しいことではなく、要は端末が掴める電波の種類(規格)によるものです。そしてこれはプレミアム4Gだけに限らず、既存のLTEも同じような仕組みとなっています。

厳密には3.9G(”G”とは”世代”、ジェネレーションの頭文字)にあたる「LTE」の中で、ドコモが提供する種類(帯域)はざっくり4本あります。

ほぼ全国に広がる2GHz(2.1GHz)帯にはじまって、山間部や僻地をカバーしつつ都市部の混雑緩和も行う800MHz(900MHz)帯(通称プラチナバンド)、東名坂などで試験的に高速通信が提供されている1,7GHz帯、1.5GHz帯などにわかれます。

これらの帯域を更に分割し、各キャリアが運用している形式となるのですが(これを帯域幅といい、太さ(幅)が速度と関わってきます)、そのへんはややこしいので取っ払います。

ドコモの「プレミアム4G」とは、現在提供されている4本のドコモのLTE帯域を「束ねて」太くしたものです。

最大112.5Mbpsの2GHz帯と1.5GHz帯を束ねた帯域は225Mbpsになります。
同じく、112.5Mbpsの2GHz帯と、150Mbpsの1.7GHz帯を束ねたものが262.5Mbpsになります。

こうして帯域を束ねることを「キャリアアグリケーション(CA)」といいます。

こうした太い帯域幅、それでいて周波数が違う帯域を同時に掴めるのが新製品の魅力となり、それによって高速化以上に大きなメリットとして「速度が出にくくなる時間が少なくなる」とされています(参考:ITmedia Mobile)。
これにドコモ系のMVNOが追従したら面白いことになりそうですね。

最大300Mbpsに対応したAQUOS ZETA SH-01Hはこの点で一歩飛び抜けているように見えますが、注意点もあります。

これもLTEと同じですが、そもそもその規格の電波が周囲を飛んでいないと掴むことはできません。

東名坂周辺で長年提供されてきた150MbpsのLTE通信を実際に体感したことはありますか?
住んでいる地域によっては生活圏が提供エリアに入っておらず、掴めないことが多いと思います。このへんは今後のドコモ次第となりますが、最も汎用的な2GHz帯を使った225Mbpsが当面はプレミアム4Gのスタンダードになると思われます。

そんな感じ。

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