Androidにbingを輸入。流出したマイクロソフトのアシスタントアプリ「コルタナ」BETA版を使ってみました

米マイクロソフトが開発中の、最新版OS「Windows 10」。
その中に組み込まれる新機能として、Newブラウザの「edge」と双璧をなす話題となっているのが、MS初のパーソナルアシスタントアプリ「Cortana(コルタナ)」です。

既にAndroidには「Google Now」が、iOS(Apple)には「Siri」がありますが、Windowsにはこれらと肩を並べる存在が見当たりませんでした。
個人的なことをいえば、それはWindowsが「デスクトップ」という不可侵の牙城を持っていたためと解釈していますが、どうもMS側としてはモバイルにもっと力を入れたい様子。

それなら見てみようということで、一足先に使ってみました。

アプリのDL、インストールと使用上の注意点

今回流出したCortanaのAndroid用APKはXDAのフォーラムからダウンロードできます。

[App] Cortana for Android [BETA] [Download] | Android Development and Hacking | XDA Forums

ページを少し下に進めると「Download Here」と書かれたリンクがあるのでクリックします。

するとXDAの別のページが開くので、ダウンロードリンクをクリックします。

インストール時の注意

Google Now(Googleアプリ)もそうですが、パーソナルアシスタントはユーザーの希望を汲み取って適切な情報を返すばかりでなく、ユーザーが望む情報を自発的に集める(例:Google Nowの天気カード等)といった高度な処理を必要とします。

また、音声認識による操作(Bluetoothヘッドセットでも使える場合も)、位置情報次第で取得する条件を変化させる(こうした目的でユーザーの情報を収集する行為を「トラッキング(追跡の意)」といいます)などを実現するため、非常に多くの権限を要求します

これらを1つ1つ確認し、問題がないかを正確に判断するのはエンドユーザーとしてはとても難しいと思います。なので単純に可否を決める場合、マイクロソフト社とXDAにリークした人物を信用できるかどうかをよく考えて決めてください。

また、今回流出したAPKはPlayストアに登録されていないので、Googleによる不正チェックが行われていない可能性が高くなっています。
このような形でAPKをインストールする時は「設定」→「セキュリティ」から「提供元不明のアプリ」にチェックを入れる必要があります。

アプリは正規提供以前のβ版です

今回リークされたのは、「完成」の一歩手前となるβ版です。
ローカライズ(日本語化)もまだ完了していませんし、日本で使うユーザーに向けた機能も未完成です。
このようなアプリを端末で動かすと、思わぬ不具合を発症したり、他のアプリと競合を起こす可能性があります。
何かあっても保証がないことは最低限覚悟してください。

また、今回はリークでしたが、デベロッパや企業がβ版を試験的に一部ユーザーに提供することは何ら特別ではなく、普通に行われています。
現にPlayストアにもα版、β版提供専用のプラットフォームを持っており、Google+を通じてオプトイン(テストプログラムに参加する意思表示)を行える仕組みも整っています。

しかし今回のCortanaはこのテストプログラムを使っていません。その点も一応ご注意ください。

散々脅かしましたがいよいよ使ってみます。

Hi there. I’m Cortana.

「こんにちは。私はコルタナです。」

これがこのアプリの第一声です。

続いて概要説明が書かれています。ちょうど「Google Nowを使ってみる」画面のようなものですね。

ざっと読むに、どうもWindows 10とのシナジー効果を持った機能も搭載予定のようです。
何気にGoogle NowとWindowsまたはMacってシナジーないですよね。ちょっと気になります。

確かWindows 10版のCortanaはスタートメニューからアクセスできたと思うので、例えば検索履歴やリマインダ、メモ、通知履歴なんかを共有できると便利そうです。

またしても意外。続いてCortanaはニックネームを聞いてきました。
不要な場合は白いボタンでスキップできますし、「名前(本名)」でもないので気軽に決めていいと思います。

これがどこで役に立つのかはまだTomにはわかりません。
しかし、恐らくは対話形式の通知や提案(イベント等)を行ってくれるんじゃないかと思います。
もしもこれが日本語の読み取りに対応し、しかも音声出力が行われたら面白そうですね。

続いて、Microsoftアカウントでのログインが促されます。
マイクロソフトのアカウントなのでOutlookやHotmailのものでも大丈夫。
またこの画面からアカウントを作ることもできます。

アカウントに二段階認証をかけている場合は右側の画面になるので、認証コードを入力します。

使い勝手はGoogle Nowを意識したか

これが(少なくとも現時点の)CortanaのメインUIとなるようです。

Google Nowのようなカードスタイルで、縦スクロールできます。
ぶっちゃけちょっとチャチに見える気もしますが、そこはこのアプリがまだ開発途中なこと、正式リリース(v1.0)もまだなことからブラッシュアップをまだ施していないのだと思います。

カードの右中央に置かれた「…」を押して不要なものを隠したり、詳細設定を行なう機能もついてます。

大きな違いは主に2点、

  1. 背景がダーク
  2. 検索ボックスが最下部にある

となっています。
特に2番は押しやすそうな上に、検索プロバイダのデフォルトがbingです。

ただ、検索時に候補一覧をスライドアップにしたのは見た目的に楽しいと思いますが、画面を100%使っていないため表示される情報量が減っています。
トップのCortanaマークに何の意味があるんでしょう?タップもスワイプダウンも無反応でした。

それと音声検索は精度がかなり悪く、日本語をほとんど認識しません。英単語(AndroidとかXperia)とかも流暢に話せないと認識してくれないかもしれませんが、学習能力が高いのか、しばらく使っていたら精度が向上したようにも感じました。

ちなみに天気カードのウェザープロバイダはMSN Weatherです。
当たり前っちゃ当たり前ですが、GoogleでもYahoo!でもOpen Weather Mapでもないところの情報をAndroidで見るというのはちょっと新鮮な気も。
サイトの見た目も結構凝ってて好きな部類でした。

既に「食べログ」など一部の国内サービスも利用できるようです。

ただし、注意事項に書いたようにローカライズが未完成のため、数値の単位のデフォルトがあちらの地域基準になっています。

気温などに用いられる「F」はファーレンハイト度(華氏)です。日本で標準使用されるセルシウス度(摂氏、C)とは基準が異なります。
距離などに用いられる「mi」はマイルです。日本で標準使用されるメートル(m)とは基準が異なります。

左サイドにメニューが格納されており、スワイプで引き出せます。

※ちょっと注意点を補足。今回試しているアプリは正式リリース前のものとなるため、リリース時には各項目の名前や位置、種類、項目数などが変わっていることも考えられます。

このメニューの中の「Notebook」からパーソナル情報を編集できます。

Facebookなみに項目が多いですが、設定は比較的簡単です。
ボタンをタップして不要なものをOFFにしたり、「+ Add ○○」から必要な情報を追加したりできます。

Windows 10が楽しみ

現状のアプリアイコンはこうなるようです。

とりあえず使ってみて最初に感じたことは「Google Nowと使い勝手がほとんど変わらない」ことでした。
サービス自体後発となり、ぶっちゃけ後追いのため当然ともとれますが、それでもやっぱり「それがWindowsに組み込まれる」ことと「しかしAndroidでも使える」こと、「bingやMSNを標準で使える」ことが目新しく感じましたね。

Windows 10のリリースが楽しみです。どんな連携を見せてくれるんでしょうか。

そんな感じ。

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