Android TVは大ヒットに欠かせない要素を既に持っている

あとはどれだけデベロッパが食いつくか次第…。

前回に引き続き、Androidを搭載した据置き型デバイス、STBについてのお話です。

Android TV最大のメリットは破壊的なまでの価格

ソフトウェアの大元となるOSがオープンソースのためタダで手に入るのがAndroidの大きな魅力です。

Googleアプリ、特に「マップ」や「Playストア」を使うために必要なライセンス料は発生しますが、筐体製造にかかる「部品」以外のコストはほとんどそれだけと言えるのではないでしょうか?

この前も書いた通り、Nexus Playerは12800円です。OUYAも99ドルでしたし。

これは据置型家庭用ゲーム機よりも安いことになりますが、Android TVはゲーム機ではありません。STBです。

何が違うかといえば「ネット(ウェブ)」でしょう。ブラウザ内臓は当たり前として、WiiやPSNのような専用のコミュニティに縛られることなくウェブの中を泳ぎ回れます。

ここに生まれるメリットに関しては後述します。

もう1つ、Android TVの持つ魅力「破壊的な」までの価格の根拠にコンテンツがあります。

インフラが既に揃っている

スーパーファミコンもそう、PlayStationもそう、Xboxもそう、全ての企業に共通することですが、いざ市場に新規参入する際、最大のリソースをつぎ込む必要があるのがコンテンツを流通させるためのインフラです。

要するに「ソフト」を販売するルートのこと。どれだけすさまじいスペックをつぎ込んでも筐体それ1台では何もできないところが家庭用ゲーム機の弱点です。

最近ではダウンロード販売なども行われており、ある程度緩和されつつあります。

ダウンロード販売はAndroidが最も得意とすることでもあります。その一番の理由として、Nexus PlayerやSHIELD、さらにAndroid TV搭載のテレビなどには専用のメディアドライブはありません。

要するにソフトをROM(CDやDVDやBDなど)にして売る必要がないんです。

物理的なメディアを必要としない分製造や量産コストというものが発生せず、デベロッパはコンテンツの品質をそのまま価格に添加できます。
※DL販売とは要するにデータをコピーして売る方法です。サーバーからストレージにデータが直行するため物理メディアを必要としません。

しかも流通先は規模・知名度共に世界最大クラスの電子マーケット「Playストア」です。

Android用ゲームの価格はピンキリですが、それでも1個数百円程度のものがほとんど。

PlayStation®版『マインクラフト』ポータルサイト|プレイステーション® オフィシャルサイト

↑こちらが2000円overなことに比べて

Minecraft – Pocket Edition – Google Play の Android アプリ

↑こちらは700円です。

大人気RPGのFFやドラクエなども、かつて販売された筐体(スーパーファミコン/PlayStation)向けのソフト価格より遥かに安い1800円前後というお値段です。

ウェブがそのまま使える

たとえばOUYAにはUSB(通常サイズ)のポートがついています。microもあるけど。

これを何に使うかといえば、キーボードやマウスです。

つまりパソコンと同じ操作が可能です。

好きなブラウザアプリを使って、家庭用テレビの高画質大画面で「Android」を動かせるのもAndroid TVの魅力です。

同時に、OSがそもそもゲーム以外も想定されている設計のため、HuluやYouTubeといったストリーミングも存分に楽しめます。

これだけなら他の据置型筐体でもある程度実現できるのですが、Android TVの「Playストア」が持つ力は他を大きく凌ぎます。

それはコンテンツの展開力。たとえば、現在市販されているネット接続可のTVや家庭用ゲーム機でもYouTubeやブラウザを持ったものは多くあります。

でもそれはほとんどの場合プリインストールの枠を出ないはずです。

言い方を変えれば最初から入っていたもののみ使えるわけです。

これに対し、コンテンツを全てマーケット上で管理できるAndroidは「サービスの新規参入」が超簡単です。

ファームウェアアップデートすら不要、マーケットにアプリを置くだけなんです。

ソフトウェアアップデートもスマートフォン等と同じで自動でやってくれるでしょう。

ホームページを1個作る感覚で新規参入できる手軽さは家庭用ゲーム機にはない魅力です。

身も蓋もない話ですが

「持ち歩ける」というただ一点を除いてタブレットを全否定できるほどの力をAndroid TVは持っていると思います。

ディスプレイとバッテリー、各種センサーを取り払うとここまで安くなるのかという感じ。

サイズも非常にコンパクト(高級オーディオスピーカーより遥かに小さい)、そのわりに出来ることは豊富で「使い道」を限定しません。

どうしてもタッチ操作に馴染めないという人もいますしネ。

本当に、対応コンテンツ(特にコントローラーによる操作の受け入れ)次第で大化けすると思います。

SHIELD早く発売しないかなぁ…。

そんな感じ。

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