Android 5.0.2 LollipopなXperiaの場合、「設定」→「その他の設定」→「NFC / おサイフケータイ 設定」の中にあります。
あるいは、ロリポの場合設定画面右上の虫眼鏡をタップして「ペイ」と入れれば見つかるはずです。
ちなみに同じAndroid 5.0.2でNFCも搭載したXperia Z4 Tablet SO-05Gには「タップ&ペイ」項目はありません。
アップデート通知が来ました
さっきトイレに起きてきたらこんなのが届いてました。
ロリポ通知領域の数少ない利点、長押しでその通知を出したアプリがわかるっていうのは結構好きです。
変更後も項目は「タップ&ペイ」になっていましたが、どういうことなんでしょう…?
Android Payとは
Android Pay(アンドロイド・ペイ)とは、簡単にいえばAndroid公式のおサイフケータイサービスのようなものです。
自分の使用しているクレジットカードまたはデビットカードを登録して、対応店舗のレジに置かれたNFCリーダーにかざすとクレジットカードによるスピード決済が可能となるスグレモノで、iPhoneのApple Payの対抗馬と目されています。
ビザ、マスター、アメックス、ディスカバーのアメリカ4大クレジットカード会社をサポートしており、多くの人が利用できます。
決済可能な店舗はトイザらスやコカ・コーラ、ペプシ、サブウェイなど、グローバル展開している企業が多く含まれています。
実店舗だけに留まらず、ネット決済や自動販売機にも対応しているところが注目ポイントでしょうか。
対応するネットショップでは決済時に「Buy with Android Pay」と書かれたボタンが出現、ここをタップすればAndroid Payによる決済が可能となる仕組みで、立ち上げ時点で1000以上のアプリがサポートしているそうです。
おサイフケータイの終焉は近いのか?
どっちを本タイトルにするかちょっと迷いました。
今のところ、Android Payもその前身となる「タップ&ペイ」も国内サービスは提供されていないので、何も出ません。
後日追記
2017年2月現在、Android Payは楽天Edyのみ対応しています。まだクレジットカードの登録はできない模様です。
現在国内では「おサイフケータイ」アプリがその役目を負っていると思いますが、リーダー端末にかざした際FeliCa(フェリカ)を使って決済が行われます。
対するAndroid PayはNFCを使います。FeliCaもNFCの一種(Type-F)ですが、グローバル視点で「NFC」というと国際規格のType-A/Bが該当します。
FeliCaとNFC(A/B)の違いは読み取りスピードにあります。どちらが優れているかというと、FeliCaが断然素早いとされています。
ちょっと脱線しますが、FeliCa(NFC Type-F)はSONYが開発したNFC(非接触型ICカード)規格の一種です。
標準的なType-A/Bよりも高速なデータ転送を実現したタイプで、狭い土地に大量の人が住む日本の交通機関などの切迫した事情(※)を打破するために国内では広く普及されていますが、残念ながら製造コストなどの面から国際規格ではありません。
※ある年の調査では、世界の鉄道機関のうち最も混雑する駅ランキングにおいて、上位10位までを日本の駅が独占していたこともあります。日本の鉄道の混雑具合は世界一といわれています(特に最も人が多いのは新宿駅)。
が、Android Payはセキュリティ面にもかなり拘っているようで、決済時に店舗側にカード情報が残らない仕組みとなっているため、安全でスピーディな会計が可能として大きく注目されています。
もしもAndroid Payが日本でも提供されるなら、VISAやMasterCardなどと一緒にDCMXも使えるようになると良いかもしれませんね。
ただ支払い時に「iDで」と伝えると十中八九「はい、Edyですね」と返される滑舌の悪いTomにとっては、「アンドロイドペイで」と伝えるとなると長いしめんどくさいかなという気もしなくもないです(笑)。
このへんもうちょっとなんとかなりませんかね。近所にあるスーパーだけは決済端末に対応サービスのボタンが置かれていて、かざす時に支払いに使用するサービスを自分で選べるようになっているのですが…。
そんな感じ。