RAMじゃないですよ、ROMです。そしてRAMは128MBです。
GBじゃないですよ、MBです。
Intex Cloud FX という端末がインドで販売されています。
その他の仕様は次のようになるようです。
ディスプレイ : 3.5インチ、320×480、165ppi(VGA)
カメラ : 200万画素(フロントカメラなし)
サイズ : 115 x 62 x 11.8 mm
CPU : Spreadtrum SC6821(1GHz シングルコア)
ROM : 256MB(←この中にOSも入っているのでユーザーが使用できる量は更に小さい)
RAM : 128MB
GPS : なし
バッテリー : 1250mAh
ネットワーク : GSM only(900/1800)
外部接続 : microUSB 2.0 high speed
ただ数字を並べただけじゃ大して意味がないのでもうちょっと調べてみたところ、こちらにレビューが載っていました(下部に詳細なスペックも)。
- 驚くほど手頃な価格
- 基本的なタスクでまともなパフォーマンス
- 簡単に学ぶことと使用
というメリット、
- ひどいキーボード
- 貧弱な表示品位
- 低品質の同梱の付属品
というデメリットがあるようです。
完ッ全なローエンドですので使用感は(推測ですが)はっきり言ってかなり悪いかと思われます。
ここで最も大切なことは「このスペックでFirefox OSは動く」ということです。
これがFirefox OSの力なんじゃないでしょうか。
実力が低いのではなく、要求するスペックを抑えつつ必要なパフォーマンスを発揮できる設計になっているということです。
基本ほぼ全部のデータをウェブ上に置き、「描画」と「通信」以外のほとんどの処理をサーバ側マシンで行えるWeb OSならではの特徴です。
そんなIntex Cloud FXのお値段は1945ルピー。リンクをクリックすると円に換算してくれます。
なお本体のほかに充電器、ケーブル、ヘッドセットが付属するようです。
Intex Cloud FXに限らず現時点で市販されているFirefox OS搭載機のスペックは非常に低いです。
Mozillaで確認できる端末14種類の中で最も高いものでもROM4GB/RAM512MBかな?
そんなIntex Cloud FXが動いている様子はこちら。
ちなみに今年9月に投稿された動画のようです。
比較対象:Xperia X10(SO-01B)
ディスプレイ : 4インチ、480×854(FWVGA)
カメラ : 810万画素(フロントカメラなし、フラッシュLEDなし)
サイズ : 119×63×13.1mm
CPU : Qualcomm Snapdragon QSD8250(1GHz シングルコア)
ROM : 1GB
RAM : 384MB
GPS : あり
バッテリー : 1500mAh
ネットワーク : WCDMA/GSM
外部接続 : microUSB(恐らく2.0)
要するにAndroid 2.1(Eclair)(←Wikiより、SO-01Bが搭載していたAndroidバージョン)よりもコンパクトなOSを積んでいるようです。
16GBのROM、1.5GBのRAM、クアッドコアCPUを搭載すると噂のau Firefox OS搭載機が、期待値通り「オーバースペックを搭載したモンスターマシン」となってくれることを願います。
プリインでパンパンになるのはAndroidだけでたくさんです。
そんな感じ。