デフォルトで設定されていたので気がつくまでずいぶんかかっちゃいました。
iPhone Xの顔認証システム「Face ID」、巷ではTouchIDの3倍遅いともいわれているそうですね。
あいにくTouchIDをほとんど経験していない身のため比べることはできませんが、少なくとも今までのXperiaの指紋認証よりは快適にロック画面をスキップできていると感じたのでご紹介します。
スリープからロックを解除までたった1動作でOK
iPhone Xのロックを解除する手順は、本来3つ。
- 電源ボタンを押して画面を点灯する
- 最下部を上に押し上げる(スワイプアップ)
- FaceIDで認証されるのを待つ
2番と3番は同時にできます。なので実質2動作。
また電源ボタンではなく画面をタップして点灯する方法もあります。
「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「タップしてスリープ解除」から設定できます。
机に置いて操作する時にいいかもしれないけど、FaceIDがあるのでそのままではロック解除できません。そう考えると相性は悪そう。
オススメは「手前に傾けてスリープ解除」
こちらは「設定」→「画面表示と明るさ」の中にあります。
この項目をONにしていると、iPhoneを手に持つだけで画面が点灯します。気になって調べたところ、どうやらiOS10で実装された機能のようです。
これとFaceIDの相性は抜群。ロック解除の手順がたった1つに減ります。
- iPhoneを手に持ったら、最下部を上に押し上げる
- FaceIDで認証されるのを待つ
先程説明した通り、この2つは同時にできます。
というか、FaceIDで認証を待つのは「操作」ではありません。単なる待ち時間、ユーザーは何もしません。
スワイプする速度次第で若干のタイムラグを感じることもあるかと思います。
しかしこのタイムラグ、よくよく考えるとこれまでのiPhoneのほうがむしろ長かったのではと思います。
ちょっと屁理屈っぽくなっちゃうかもしれないけど、これまでのiPhoneには画面見ようと思ってから「ホームボタンを探す」時間が発生していました。ホームボタンに指を置きさえすればTouchIDが自動で指紋を読み取ってロック解除してくれるので、実質的にこの待ち時間はロック解除プロセスが発生する前ということになります。だから誰も気にしなかったんじゃないかな。
対してFaceIDの認証待ち時間はロック解除中、最終段階で発生します。このため意識する人が多いんだと思います。
しかし、繰り返しますがこの待ち時間の間ユーザーは何もしません。どこにも指を置かないし、目も合わせません。
iPhoneの画面をじっと見てれば勝手に解除されます。ここについて補足しておくと、インカメラを見る必要すらありません。虹彩認証じゃないし。
手軽さは間違いなく上がっていますし、結局端末を手に持ってからロック解除するまでの時間はほとんど変わらないんじゃないかと思います。
またこの「手前に傾けてスリープ解除」、結構優秀で、たとえばポケットに入れて持ち歩く時は頭を下にしておけば点灯しません。取り出して顔の前に持ってくるその動作中に点いてくれるのでストレスフリーです。
そんな感じ。