左から、「モバイルデータ通信(LTE)の圧縮」「Wi-Fiデータ通信の圧縮」「データ通信の禁止(簡易ファイアウォール)」「バックグラウンド通信の制御」です。
ワンタッチでVPN接続を作れるOperaMaxの魅力
通信を制御して容量を節約 |
あまり使わないのに頻繁に通信を行う、画面の解像度が低いのに4Kなどの高解像度画像が掲載されたサイトを開こうとするなど、余計な通信を行うケースは結構頻繁に発生します。
OperaMaxは、通信を圧縮して素早く表示すると同時にモバイルトラフィック(データ通信容量)を削減できることで有名なウェブブラウザ「Opera」シリーズの1つですが、ブラウザだけでなく端末が行う全ての通信を対象とします。
VPNとはヴァーチャル・プライベート・ネットワークの頭文字で、意味もそのまんま「仮想的な専用回線」を実現する仕組みです。
細かい仕組みは省きますが、OperaMaxを有効化すると全てのインターネット通信経路が"統一"され、通信時に必ずOperaのVPNサーバーを経由するようになります。
この時に通信の圧縮を行って、端末にダウンロードする量を減らします。
より詳しくは昔書いたものをご覧ください。
これまではVPNによるセキュリティ面(追跡・傍受などの防止)、トラフィック圧縮による料金節約、root不要で使える簡易ファイアウォールによるネットワーク制限が主な役割でしたが、最新版ではバックグラウンドデータ通信も制御できるようになり、よりいっそう細かなネットワーク管理が実現できるようになりました。
この前書いたMarshmallowのまとめにも載せたように、現行最新版のAndroid 6.0 Marshmallow(マシュマロ)では標準のバックグラウンドデータ制限項目の場所が変わったとのことなので、ちょっと操作が面倒になるかなと思っていたのですが、OperaMaxで制御することもできそうです。
※なお通信経路を統一させる関係上、OperaMaxを有効化している時は「My Data Manager」などのトラフィックモニタを使ってLTEやWi-Fiの使用量をアプリ別に調べることができなくなります(全て「OperaMaxの通信」と認識されます)。
トラフィックを確認したい場合はOperaMaxからもできますので心配はいりませんけどネ。
そんな感じ。