【Xperia】充電が遅い、バッテリー残量がおかしくなった時の対処法

Xperia Z3 Compact SO-02G バッテリー残量

【ちょっと報告】
ブログ「トムとロイド」を書き始めてから今回でちょうど600個目のポストとなりました。いつも見に来てくださっている方々に改めてお礼を申し上げると共に、これからもよろしくお願い致します。

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ちょっと不確かなので自信を持っていえるわけではないんですが一応改善できたっぽいので記録として残しておきます。

極稀にではありますが、Xperiaの充電が非常に遅くなることがあります。これは先代のXperia Z SO-02Eでも、現役のXperia Z3 Compact SO-02Gでも発生していました。

昔は単純にBattery Statsのリセットを行って改善させていましたが、今はちょっとそれができない?ようなので別の方法を探していました。

ADBが効かない

対処法を探していてまず最初に巡りあったのがこちら。

ここの「問題が解決しない場合」と「最後の手段」を、Terminal EmulatorアプリとADBの両方で試したのですが「そんなディレクトリねーよ」って言われちゃいまして。
何が原因かはわかりませんが、確かに確認しても /sys/devices/i2c-2 の時点で既にないんですよね。

そもそも症状は?

ここ大事なとこでして、

  1. 充電が全くできない時と
  2. できるんだけど残量が増えない時と
  3. 増えるんだけど…の時

はそれぞれ原因も対処法も異なったものになるはずです。
切り分け方法は以前書いたものでいいかな?

スマホが充電できない時の対処法 | トムとロイド

今回のケースは3番目。コンセントに市販のACアダプタ(正常に充電できることを確認済み)を挿して、そこから市販のmicroUSBケーブル(同)で引っ張って、さらにXperia用のマグネットケーブル(同)で繋いでます。

電流は2.1A。通常であれば急速充電が可能なため1時間~2時間ほどで満タンまで持ってけるんですが、↓のような状態に。

充電されない時
青=消費中、赤=充電中

充電中にもかかわらずじりじりとバッテリー残量が減っていくような状態になることもあります。

こうなる原因として最初に思い浮かぶのは、

・コンセント側の電圧が低い

です。ノートPCのUSBポートとかを使うと起こることもあります。

そもそもタコ足に挿してたし、これは大いに考えられることでした。
というのも、携帯用のモバイルバッテリーのほうが充電スピードが早かったから。これは正常時も同じでした。

でも今回発生した異常事態は、モバイルバッテリーを使っても上の画像の異常発生時と同じ状態になったことです。
使っているモバイルバッテリーはこちら。

じゃ他に考えられることはというと、

・「急速充電」が機能していない

電流電圧にかかわらず通常の充電と認識された結果速度が落ちた?
みたいなイメージも抱きましたが証拠も調査方法もわからないのでとりあえずおいといて、
(一応、マグネット充電端子にごみが詰まったとか皮脂が入り込んだ可能性も考えて掃除もしてみました)

・アプリが暴走している

これが意外と濃厚かと思います。要するに電池の消費スピードが供給スピードよりも高くなってしまっている感じ。

Google Play 開発者サービス
思い当たる節

これはすぐにピンときました。バッテリードレインの元凶として忌み嫌われている「Google Play 開発者サービス」です。

ただ、このアプリは削除(アンインストール)したり凍結(無効化)させるわけにいきません。
Googleの各種アプリ(メディア系やストア、MAP、デバイスマネージャーなど)と密に連携しているので、Androidそのものがまともに動かなくなる危険があります。

Google Play 開発者サービス 容量を管理
容量を管理

Androidデバイスマネージャーが有効になっている時は強制終了もできないらしいですね。
唯一押せる「容量を管理」でも、使用量が確認できるだけで(「検索データを管理」を押せばアプリごとに見れます)個別削除の項目がないのでちょっと扱いにくい感じです。

すべて消去は怖くて試してませんw

というわけで、Google Play 開発者サービスについては現状打つ手がほとんどないため半ばあきらめ気味でもあるんですが、そもそも暴走しだした原因というよりは、今まで正常に充電できていただろうという不信感から他の原因もあるんじゃないかと考えることにしました。
※ちょっとこの部分に思うところもあるので後述します。

と、ここまでやったところで諦めてBattery Statsのリセットに踏み切ることにしました。
ADBではできないので、長時間かけてでも一旦満タンまで充電してからアプリを使って削除します。

アプリはこちらを使用。一旦満タンにしないとキャリブレーションできないようです。

で、手順にあったようにBatteryStats.binを削除したら充電を解除し、リカバリからキャッシュをワイプします。
アプリによってはキャッシュの削除で停止してしまうものもあるかもしれませんので、作業後はひととおり確認を。

一応これで改善したようで、今は正常に充電できています。

root端末でGoogle系アプリ止めてない?

Google Play 開発者サービスのところで思い立ったことがありまして、補足としてここに残しときます。
Titanium Backupなどによる凍結・アンインストールは論外として、Google系プリインアプリをこれで止めてるケースって結構ありそうな気がしました。

Greenify
Greenify

常駐権限を持つアプリをRAMに乗せっぱなしにしないため擬似的な(好きなタイミングで起動可能な)凍結状態、いわゆる「冬眠状態」を作れるアプリ・Xposedモジュールの「Greenify」です。

TomはこれでGmailとGoogle Play Musicを寝かせてました。GCMで起きるっぽいし、そもそもGmailアプリ使ってなかったし。

ちょっとこれも「冬眠解除したら直った」と明確に判断できないのですが、もしかしたらこのへんで異常が出た可能性もあるかもしれません。
よくわからない、判断がつかない、不安が残る場合はプリインは冬眠させないほうがいいかもですネ。

これ以外のケース

※今回のポストでは以下のケースは想定していません。

  • バッテリー残量表示がおかしい、いきなり数十%減ったり80%が一気に0%になったりする
  • ケーブルを挿しても充電できない

これらは故障の切り分け(コンセントプラグ、ACアダプタ、USBケーブル、マグネット充電ケーブル、本体のマグネット充電端子、本体のmicroUSB端子、本体の基盤など)やOSレベルでのリカバリ(要するに初期化)が必要かどうかの切り分けも必要になってきます。

そんな感じ。

2 COMMENTS

tomandroid

はっΣ(゜ロ゜;)
そーでした!!
せっかく防水ですしね、たまに丸洗いしますしねw
ありがとうございます。次同じ症状が出たらやってみます!

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