前言撤回。XperiaZ3 Compactの電池持ちはかなり良い

ファースト・インプレッションから2週間。
いろいろ使ってみた結果、セカンド・インパクトを書いた時よりもバッテリードレインが減っていたことに気付きました。

やっぱり初日はアプリの更新やら同期やらにだいぶ吸い取られていたようです。

前提条件

後で過去の端末とも比較してみたいので、検証時の端末の状態をいくつか書いておきます。

ネットワーク

Wi-Fi … ON(エリア連動Wi-Fiによって外出時はOFF)
セルラー … Taskerを使いWi-Fi接続中はOFF
Bluetooth … 常時ON
位置情報 … GPS/セルラー/Wi-Fi含め常時OFF(マップの起動に連動してのみ有効化)
NFC … ON
その他 … Opera MAX常時ON

画面設定

高画質モード … X-Reality for mobileをON
手ぶくろモード … OFF
画面の明るさ … 自動調整をON、スライダーは左寄り25%くらい
スリープ … 5分後
スマートバックライト … ON
スクリーンセーバー … OFF
タップして起動 … OFF

音設定

家ではマナーモード解除
ダイヤルパッド操作音 … ON

電源管理

STAMINAモード … ON(詳細は後述)
低バッテリーモード … ON(20%以下で起動、自動同期、GPS、Wi-Fi、高画質モードをOFFに)
エリア連動Wi-Fi … ON
緊急省電力モード … OFF(余談ですがこれがいわゆるUltraSTAMINAモードですよね?)

開発者向けオプション

スリープモードにしない … ON
GPUレンダリング … OFF
アクティビティを保持しない … OFF(使用していない)
バックグラウンドプロセスの上限 … 使用していない

1%/h前後、12時間で10%くらい?

こちらが短時間の推移グラフ、

対してこちらが長期間の推移グラフです。長期間といっても12時間ですが。

GXの頃、Zの頃と何度かこうしたバッテリー残量の推移を見てきており、特にGXでは0.25%/hくらいの低水準で待機させることにも成功したような気もしますが、GX/ZとZ3 Compactには大きな違いがあります。

それはroot化をしていないこと。
これによる差分としては、

・プリインが残っている(凍結はしている)
・ファイアウォールが効いていない(3G/LTEのみ擬似的に効くが使っていない)
・権限を弄れない(たとえばFile Commanderのネットワーク権限を削っていない)
・Greenifyが入っていない(非root部分も使用していない)
・Amplifyが入っていない
・Boot Managerが入っていない(類似品も入れていない)
・AutoKiller Memory Optimizerが入っていない(タスクキラーも使用していない)

これらがあがります。

また、購入直後に行った従来の検証との差分としては、

・必要なアプリが全て入っており、全て動いている
 └特にTasker、Zooper、MU、AW、Google+、Twitterなどはフル稼働
・「同期」は基本的にON

などがあります。

要するに「普通に全機能使って1%/h」の待機状態ということで、結構良いんじゃないかと思います。

ちなみにこれが最近のZの待機時間。この差はrootアプリが稼働していることに起因するのでしょうか?

同期を制御するSTAMINAモードはやっぱり正義

こちらが現在僕のZ3 Compactに紐付けたアカウント一覧になります。
通知を拾いたい関係でTalonの同期を停止、公式Twitterアプリを入れたりとかしてます。
一番下の「個人用(IMAP)」というのはGmailアプリに登録したドコモメールアカウントのためまだ機能はしていません。詳しくはこちら

STAMINAモードはこのように設定しています。
トリガーを97%に、画面スリープ中の制限を有効化し、35個のアプリを制限リストに加えています。
リストに加えたアプリは「スリープ中は動かなくてもいい」とTomが判断したものです。もちろんサード製品を大量に含みます。

かつてSONYがこの素晴らしい省電力システムを作り上げた時、Zに搭載できなかった背景として「ドコモのSPモードメールなどが受信できなくなることがあるから」という理由でキャリアに拒否られたという逸話があり、多くのユーザーの反感を買いました。

【Zレポート】スタミナモードは今すぐでも実装可能。問題はユーザーの認識率が低いってこと?

そのせいもあって効果を体感するのがだいぶ遅れてしまいましたが、やっぱりこれいいわ。

緊急省電力モード=UltraSTAMINAモード?

この2つには共通する点が2つあります。

・プリインの挙動を制御できること
 └WALKMAN、What's New、Sony Select、Unlimited、PSN、Lifelogなど
・STAMINAモードで止められなかったキャリアサービスを止められること
 └グロ版の場合も「SONYのコアアプリしか動かない」と書かれています

ちなみにこちらがZ3 Compactの「緊急省電力モード」を有効化しても使えるアプリの一覧です。

多少のローカライズが行われており、たとえば「災害用キット」や「ブラウザ」が使える、「LINE」「Twitter」などのサードアプリが使える、「マップ」「Gmail」が使えるなど制限は緩くなっていますが、緊急省電力モード=UltraSTAMINAとみなしていいんじゃないかなという気がしています。

ちなみにグロ版では使えることになっている「アラーム」「電卓」はZ3 Compactでは使えないようです。

なんとなく考えているだけでまだ実行に移したことはないのですが、UltraSTAMINAモードを使えばいわゆるセーフモードに似た状態を作り出せると文面からは解釈できるはずなので、その点でも有意義な使用方法はないかななんて思ってもいます。

そんな感じ。

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Xperia Z3 Compact SO-02G セカンド・インパクト – ソフトウェア編 | トムとロイド - Tom and roid - へ返信する コメントをキャンセル

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